Markdownとは
この記事の結論
- Markdownとは、見出しや箇条書き、リンクなどを「#」「-」のような簡単な記号で書き表す、軽量な文書の記法です。
- 記号のままでも読める文書を目指して作られ、変換するとHTMLになります。書き方の揺れが多かったため、共通の仕様として CommonMark が整えられています。
- AI開発では、README や仕様書、エージェントへの指示ファイル、AIの回答そのものまで Markdown で書かれることがよくあります。
まーくだうん
見出しや箇条書き、リンクなどを「#」「-」のような簡単な記号で書き表す、軽量な文書の記法です。
最終更新: 2026-09-26
Markdownとは(意味と読み方)
Markdownとは、見出しや箇条書き、リンクなどを「#」「-」のような簡単な記号で書き表す、軽量な文書の記法です。読み方は「まーくだうん」です。
作者は John Gruber で、作者による Markdown の説明(Daring Fireball)では、Web で文章を書く人のためのテキストからHTMLへの変換ツールとして紹介されています。目標に置かれたのは読みやすさで、タグや書式の指示で飾られたように見えず、そのままでも公開できる文書にすることです。
手書きのメモで見出しの前に記号を付けたり、箇条書きの頭に線を引いたりする感覚に近いので、覚える記号は多くありません。
Markdownの基本の書き方
| 書きたいもの | 書き方 | 補足 |
|---|---|---|
| 見出し | # 大見出し ## 中見出し | # の数(1〜6個)で階層を表す |
| 箇条書き | - 項目 | 番号付きは 1. 項目 |
| 太字 | **強調** | 記号で文字を挟む |
| リンク | [表示する文字](URL) | 角かっこの中が見える部分 |
| コード | `npm install` | 複数行は ``` で上下を囲む |
| 引用 | > 引用文 | 行頭に置く |
段落どうしは空行で区切ります。ここでつまずく人が多いのが改行で、1回改行しただけでは同じ段落の続きとして扱われます。基本的な書き方とフォーマットの構文(GitHub Docs)にあるとおり、表示のうえでも行を変えたいときは、行末に半角スペースを2つ置くか、バックスラッシュを置きます。
CommonMarkとGFMの違い
Markdown には、書き方の細かい部分が決まっていないという弱点がありました。CommonMark の仕様書の前書きによると、元の説明には入れ子の箇条書きの字下げや、引用の前に空行が要るかといった曖昧な点が残り、実装ごとに結果が分かれました。同じ文書でも、表示する場所によって見た目が変わっていたのです。
CommonMark は、この曖昧さをなくすために細部まで定めた仕様です。2024年1月28日付の 0.31.2 が最新版として公開されています。
GitHub で使われているのは、GitHub Flavored Markdown(GFM)という方言です。CommonMark を丸ごと含んだうえで、表、チェックボックス付きの項目(- [ ])、取り消し線、URLの自動リンクなどを足しています。
AI開発でのMarkdownの使われ方
- README と仕様書:リポジトリの入口に置く README.md、要件定義や受け入れ基準をまとめた文書は、Markdown で書くのが一般的です。
- エージェントへの指示ファイル:AIコーディングエージェントの多くは、作業の決まりごとを書いた
.mdファイルをプロジェクトに置いて読ませる仕組みを持っています。 - AIの回答:チャット型のAIは、見出しや箇条書きを Markdown の記号で出力することがよくあります。表示に対応していない場所へ貼ると、
**などの記号がそのまま残ります。
仕様書を書くなら、筆者はワープロの文書より Markdown をすすめます。ただの文字なので Git で差分が読め、どこを変えたかを履歴で追えます。そのままAIに渡せる点も、AIと一緒に開発するうえで効いてきます。
Markdownについてのよくある誤解
- 誤解:Markdown は1種類 → 実際:方言がいくつもあります。表やチェックボックスは GFM の拡張なので、表示する道具によっては使えません。
- 誤解:改行すればそのまま改行される → 実際:1回の改行は同じ段落として扱われます。段落を分けるなら空行、行だけ変えるなら行末の空白2つかバックスラッシュを使います。
- 誤解:HTMLで書けることは何でも書ける → 実際:表せる書式は限られます。HTMLを直接混ぜられる場合もありますが、GFM では一部のタグが無効にされます。
関連用語
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出典・参考資料
Markdownについてよくある質問
Q1. Markdownとは何ですか?
見出しや箇条書き、リンクなどを「#」「-」のような簡単な記号で書き表す、軽量な文書の記法です。記号のままでも読みやすく、変換するとHTMLとして表示できます。
Q2. Markdownで改行が反映されないのはなぜですか?
1回改行しただけでは、同じ段落の続きとして扱われるためです。段落を分けるなら空行を1行入れます。段落はそのままで行だけ変えたい場合は、行末に半角スペースを2つ置くか、バックスラッシュを置きます。
Q3. CommonMarkとGFMは何が違いますか?
CommonMark は、Markdown の曖昧だった部分を細かく定めた共通の仕様です。GFM は GitHub で使われている方言で、CommonMark をすべて含んだうえに、表やチェックボックス付きの項目、取り消し線などを足しています。
Q4. Markdownを書くのに専用のソフトは要りますか?
要りません。ただの文字なので、普段のテキストエディタで書けます。仕上がりを見ながら書きたい場合は、プレビュー表示に対応したエディタを使うと、記号の付け忘れに気づきやすくなります。